今回のお話は、農地の片隅にある雑木林の話だ。これがまた、なんというか、長年の怠惰の記念碑みたいなもので、伸び放題伸びきっちゃって、まるで緑の壁のようなのだ。 一番デカい奴ときたら、なんと高さが15m以上。 もう、これは木 …
私たちが住まうこの国で、自然災害はもう、珍しい出来事じゃない。私はその厳しさを身をもって知った。幸いにも多くの方々の支援で農業を再開できたが、その経験は私に一つの、あまりにも率直で、野暮な疑問を突きつけた。 「このままの …
先日、一通の温かい手紙をいただいた。 それは、当園の能登栗をご購入くださったお客様からの、丁寧な、それでいて心のこもったお礼の言葉であった。 正直なところ、農家として、これらのことに対するこれ以上の喜びはない。本当に、そ …
秋です。まったく良い季節であります。空は青くて、風は気持ちがいい。ただ、私のような栗農家にとって、この季節の到来は戦争の始まりを意味するのです。 栗拾い、なんて聞くと、多くの人はマロンチックなイメージを持つかもしれません …
私はこの能登の地で、誰とも同じではない、たったひとつの栗を育てている。 他の農家から見れば、私は「とんでもないやつ」だろう。なぜなら、栗に肥料も農薬も与えていないからだ。 栗というやつは、とにかく虫に好かれる。 特に、収 …
能登はまたしても豪雨に見舞われた。8月の半ばというのに、空は鉛色に重く垂れ下がり、けたたましい音を立てて雨粒が地面を叩きつける。本来なら、からりとした夏の空が広がり、海から賑やかな声が聞こえてくる頃だというのに。 農道は …
その日は青年会の集まりがあって、ちょっと早めに来て手伝ってくれって頼まれていた。「了解」と伝え、軽トラのエンジンをかけ山を降りようとしたら、なんか右の後ろのタイヤがヘニャっとしてる。 「ああ、パンクか……」 幸い、山に道 …
能登の地震と豪雨で、私の栗園へ続く農道は完全に寸断された。 行政の動きを待っているだけでは埒が明かない。 そう腹を括り、私は自力での復旧を決意した。 そんな中で出会ったのが、日本笑顔プロジェクトというNPO法人だ。 重機 …
奥能登地震と豪雨による土砂崩れで寸断された農道。行政の対応を待つだけでは進展が見込めず、自力での復旧を決意した。 その中で出会ったのが、NPO法人「日本笑顔プロジェクト」だった。重機の資格講習を通じてつながりが生まれ、彼 …
奥能登地震と豪雨による土砂崩れで寸断された農道。行政の対応を待つだけでは進展が見込めず、自力での復旧を決意した。 その中で出会ったのが、NPO法人「日本笑顔プロジェクト」だった。重機の資格講習を通じてつながりが生まれ、彼 …









